データをHDDに待避させるために確保され、推奨容量は、物理メモリ搭載容量の1.5倍と
なっています。
昨今、メモリの搭載量は、システム要求量の増加と価格の低下でどんどん増えていて、
WindowsXPあたりですと、システム全体よりページングファイルの方が大きい、なんて
状況も見られます。
ページングファイルは、下に示したように、普通、Cドライブのルートに「pagefile.sys」という
名称で確保されます。
このファイルは容量を変更したり、「なし」にしたりできますので、その方法を紹介します。
ここでは、一番初歩的な方法で当該画面に行くようにします。
まず、コントロールパネルを表示し、「システムとセキュリティ」をクリック。
次に、「システム」をクリック。
左側の「システムの詳細設定」をクリックし、「システムのプロパティ」を表示させる。
「システムのプロパティ」の「詳細設定」タブを開き、「パフォーマンス」欄の「設定(S)」をクリック。
今度は「パフォーマンスオプション」が表示されるので、それの「詳細設定」タブをクリック。
こういう画面になります。そこで「変更(C)」をクリック。
「仮想メモリ」の画面が表示されます。
ここで「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」
のチェックを外す。
このように、設定可能な状態になります。
下の方に「最小限」、「推奨」、「現在の割り当て」と表示されています。
「推奨サイズに変更してみましょう。
「カスタムサイズ(C)」にチェックを入れ、初期サイズに推奨値「4987」を入力
最大サイズは、一般には初期サイズの３倍ですが、使用途中でサイズが
変わると、HDD上でページングファイルの断片化が起こり、かえって
パフォーマンスを落す原因となります。
雑誌などの「裏技」を見ますと、初期値も最大値も同じにすると断片化が
なくお勧め、とありますので、この例では、同じ値を入れました。
（注）ここで注意点です。
数値を入れて「OK」をクリックしても設定は反映されません！
設定が反映されるのは、「設定(S)」をクリックした時です！
物理メモリが十分大きい場合は、ページングファイルなしでも動作します。
この例は、「ページングファイルなし(N)」を選択したところです。
ここで「設定(S)」をクリックすると、警告が出ます。続行するなら「はい(Y)」をクリックします。
この設定では、動作中の条件、状態によって、システムがうまく動かないケースもあるよう
ですので、その辺は注意してください。
「ページングファイルなし」にすると、こんな画面になります。
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